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Lapinまで。 企画:Miette 発行/管理:Cabbage Design inc. 著者 大谷さらさ 無断転載、複製は禁止します。 The ban on unapproved reproduction ![]() ![]() ![]() |
マッチラベル。最近はライターが主流なので街で見かける機会も減ってきました
が、昭和の初期頃には重要な広告媒体でした。 そのマッチラベルっていうのは、竹の皮に紙が貼り付けてあるものです。 小さな紙の中で他店より目立とうとデザインを競い合っていたため、面白いデザインのものが多いんです。 有名な当時のデザイナーが駆け出しの頃にアルバイトで書いたものがあったりして、当時も、そして今でも熱烈なコレクターがいます。 今回ご紹介するのは大正~昭和初期にかけてのものばかりです。(着物「さらさ」の商品もほぼこの時代のものなので、色やデザインに共通する所があるんです) この時代を表現するなら 文化住宅、地下鉄、円タク、スピード、コーヒー、トースト、ミルクホール、レ コード、コロッケ、ビリヤード、ラッシュアワー、デパート、シネマ、カフェ、 ダンスホール、ジャズ・・。 時代の雰囲気が伝わりませんか? ちなみに円タクっていうのは→どこへ行っても1円のタクシーが昭和初期に流行っていたそうで、うっふんな女子がタクシーの運ちゃんと組んで、タクにのりこみ売春に及ぶこと、らしいです。なんだそりゃ。時代の言葉として残るぐらいこれが流行っていたってことか・・。 で、カフェーっていうのもこの時代の重要なキーワードなんですが、今私たちが言うカフェとは少し違います。現代のキャバクラ的な店や風俗店も含んでいます。割と、エロよりなんです。割と、っていうよりは相当、かな。でも、エロだったりジャズだったりそういう浮かれた所のデザインが面白いのは今も同じですよね。 ![]() 武蔵野です。 ![]() この「美人座」という所は大阪資本で大きくなったカフェーです。カフェーといっても、ここはエロなサービスで有名な所です。関東大震災後、大阪から東京に進出。そのPRのため、飛行機で女給を運んで当時大変話題になったそうです。そういえば、谷崎の「痴人の愛」のナオミもカフェの女給でしたよね。 ![]() ![]() 上品なエロ・・?おさわりなし、なのかな。 ![]() こうやって、女給の名前まで書いてあるものが多いんです。お初チャン、京チャンとかね。 ![]() ![]() こんな理髪店なら、行きたいな。 カリスマ美容師は不在でしょうが。 ![]() 坂上、としか書いてないんだけど、何屋なんでしょうね。かわいい! ![]() 千疋屋もかわいいなー。 ![]() ロシアっぽい。 ![]() 帯にも時々、こういう柄があるんです。デコっぽいこういうデザインは大流行したんだなー。 この時代のマッチラベルを見ていると、赤と黒の組み合わせがほんと、多いです。赤と黒のみかそれに白が入っていたり。この時代の着物もそうなんです。 マッチラベルのデザインがそのまま染められた帯があったりもするんです。shiseidou とか アサヒビールとか。宣伝用なのかな。 マッチラベルの絵を書いていたデザイナーが着物や帯のデザインもしたり、というのは当時は割と普通の事だったようです。だから時々突拍子もないデザインの帯があったりするんです。アンティークの着物を扱っていて楽しいのは、そういうデザインのものを見つけたときです。また、ここでもご紹介しますね。 # by lapin-sarasa | 2005-10-30 16:02
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